働き方改革の成立に伴い2019年4月より、年5日の有給休暇を取得させることが義務化となりました。
アラフォ、アラフィフの中高年世代にとっては、よろこびと戸惑いが入り混じった感じでししょう。
実際、20~30歳代だった時代で有給休暇を取れるとした場合、冠婚葬祭と体調不良で使うくらいなものでした。
インフルエンザで熱が出て、会社を休もうと電話すると出勤するよう指示されたりと、そういったことが普通の時代でした。
《インフルエンザでは、出勤してはいけません!自宅で療養しましょう!》
世相もあり、政府もこれではイカンということで、働き方改革の一環として有給休暇の取得を義務化させてくれましたので、これはこれで恩恵を頂きましょう。
それはそうとして、有給休暇日どう過ごす?
若手の時代では、有給休暇の取得に罪悪感を感じていたアラフォ・アラフィフの世代は、いざ有給休暇を取得したら、どのように過ごすか戸惑うかたのために、記事をまとめてみました。
普段は休日で趣味や用事を済ます常識的な社会人のかたに、平日休みのおすすめの過ごし方を紹介します。
もくじ
役所・銀行へ行ってみる
年齢的にも両親も高齢となり、子供も成長し進学することなど、身内にも何かと変化が起こります。
そのため戸籍謄本書類の申請や、子供の学校授業料援助制度の申し込みなどで役所に赴くことも増えてきます。
役所の他に、社会保険事務所、福祉事務所、場合によっては税務署などの公共機関に関わる人もいらっしゃるでしょう。
機関によっては休日も対応してもらえる部署もありますが、それでも休日開業は月の内1~2日くらい程度、しかも限られた部署くらいしか開いていないのが現状です。
平日休みであれば役所や銀行などへの用事は処理しやすいです。
銀行の場合、定期預金、住宅ローンや保険証券について相談などは長い時間がかかります。
午前中に行ってしまえば、昼からは、他の用事やゆっくり過ごせて有意義な平日休みとなるでしょう。
映画館へ行ってみる
休日の映画館の混雑ぶりは見慣れた風景で、席取りも事前に予約を必要です。
予約を入れず受付にチケット購入を伝えると満席のため、その次の上映チケットの購入を案内されてしまい、観賞を終えたら、PM11:00を過ぎていた・・・なんて経験した人もいるはずです。
平日休みであれば、フラッと映画館へ訪れても席を簡単に取れますし、場合によっては映画館貸し切りの気分も味わえるかも知れません。
ショッピングモールへ行ってみる
イオンモール、三井アウトレットパークやキューズモールなどのいわゆる商業複合施設です。映画館も併設しているところもありますし、なんといっても天候に左右されません。(暴風警報の場合は除く)
平日ですので、好きな店、興味がわくアイテムをゆっくり吟味できます。
スーパー銭湯へ行ってみる
平日のスーパー銭湯も、また普段の休日と違った感覚を味あわせてもらえます。
はしゃぐ子供や若者もほとんどいません。
年配のかたくらいしかいませんので、広々とした空間と静かさで贅沢感を堪能できます。
料金自体も平日・休日と差をつけている銭湯が多く、平日料金のお得さも魅力です。
「平日で、みんなは仕事しているのに、なんか悪いな~」
ゆっくりと風呂に浸かって口元がほころんでいるあなたの顔を想像してみてください。
カフェへ行ってみる
コンビニ弁当や行きつけの混雑した食堂など、慌ただしい仕事の昼休みの食事とは異なり、平日休みはゆったり食事を楽しめます。
人通りの多いビジネス街の中にあるカフェテラスで、通り過ぎる人々を見ながらランチを味わうのも贅沢です。
平日の場合、土日にはないサービスランチも提供しているお店も多いので、ぜひ気になるお店をチェックしてみては?
身だしなみ整えに行ってみる
身だしなみを整える方法としては、美容院、エステ、身体の疲れを解すマッサージなどがあります。
通いなれた散髪屋さんも良いでしょうが、あえて人気の美容院、エステ、マッサージ店を訪ねてみてはいかがでしょう。
平日であれば、朝予約をとれることもありますし、場合よっては、直接お店に行っても直ぐに対応してもらえる場合もあります。
平日限定の割引も行っているサロンもあるので事前に調べてみましょう。
さらにおススメとして、肌のケアや、頭皮マッサージ、リンパマッサージなどです。体験パックなどで一度試してみれば、
「以外に、良いかも?!」と新たな発見ができます。
男性も身体のメンテナンスとしてエステを体験することもおススメです。健康管理の一環として自身の肌も気にかけてはいかがでしょうか。
ドライブへ行ってみる
自動車で郊外へ行き、道の駅や地元の有機野菜で調理したランチを提供するレストランなども、休日の場合の混雑は避けられません。
ですが平日の場合、遠出の目的地も、驚くくらいの短い時間で移動できるものです。
みどり豊かな自然を堪能できる場所までドライブを楽しめて気分も爽快にすることでしょう。
都市内の高速道路や一般道路は平日でも時間帯によっては渋滞に合うこともありますので、少し時間をずらした行動を心がけてみましょう。
水族館へ行ってみる
平日の水族館も観覧者もすくなく、じっくり鑑賞できます。
たまに、地方や外国観光客の団体さんと遭遇することもありますが、休日と違い観光客だけで終始混雑することは少ないです。
優雅に泳ぐ魚たちの居る大きな水槽の前にし、時間を気にせず鑑賞することで、血圧や心拍数に好影響を与えてくれるようです。
1人カラオケへ行ってみる
お気に入り歌を上手く歌いたいという願望は、どなたでも持っているはずです。
友人とカラオケへ行っても音程のズレが気になって、恥ずかしく歌えないという経験もある人は、平日休みに1人カラオケをおススメします。
平日料金とフリードリンク制を提供してる店も多いのでコスパ的にも魅力がります。
お店側も1人カラオケのお客を意外と快く迎えてくれるようです。
1人ですから納得いくまで歌うことが出来るほかに、大きな声を出すことでストレス発散作用、呼吸が深くなることで血行促進、腹筋の使用増大による内臓マッサージに良いなどの健康維持のためとしていかがでしょうか。
座禅体験へ行ってみる
普段より私たちは、仕事や生活や人間関係において、心の中にさまざまな問題や悩みなど複数掛け持ちをしていることは常にあります。
すぐに解消できない問題もあり、それが長引くことで気持ちが停滞し、なにをするにも億劫な心境になってしまいます。
気持ちの停滞を解消する方法として、座禅を組み瞑想をすることをおすすめします。
座禅のときは、日常の問題や悩みを一切封印し何も考えない【無】の状態にします。
15分~30分くらい保つことで、気持ちがリセットされ心が落ち着いてきます。これを数回繰り返すことが理想的です。
近くのお寺さんで座禅体験を案内するサイトが、ネット検索で見つけることができます。
有料体験もありますが、無料体験も多いので、それから始めてもOKです。
何もやる気が起こらないネガティブ思考で生活をしていくのは、大きな支障をきたします。
私も過去に、こういった状況を経験したことがありました。
とあるキッカケで座禅を始めたことで心境も落ち着き、問題や悩みに落ち着いて対応することが可能になりました。
現在も気持ちが停滞気味になったら、座禅をしにお寺さんにお伺いしますし、自宅でもセルフ座禅をすることでリフレッシュします。
座禅体験は特におススメしたいひとつであります。
積極的に有給休暇を取得しよう
“有給休暇の取得率を国際比較調査
世界19ヶ国で日本は3年連続最下位
支給日数はヨーロッパに次いで平均20日支給されているにも関わらず、取得率が50%のため最下位となっております。
『有給休暇を取得するのに罪悪感がある』と考える日本人は世界最多。
『上司が有給休暇の取得に協力的』と考える日本人は世界最小。”
《出典元:Expedia》
会社勤めをしている日本人の感覚は、昭和の高度経済成長期で出来てしまった思考なのでしょう。
時代が流れバブルが弾け経済が停滞しても、この思考はずるずる残ってしまったとう事でしょう。その方が企業側にとって都合が良かったからと言えます。
企業も所詮は収益を求めなくていけない集団の集まりで、使えるものは使う考え方を否定はしません。
しかし、一部の企業幹部よって社員・労働者の精神を追い込み悲しい結果なってしまった出来事もあります。
そのような悲しい出来事から回避するためと、なおかつ有給休暇を取得しやすい環境になっている時代ですので、遠慮せず有給消化をしましょう。
まとめ
充実した有給休暇を楽しむと、安定した精神を保てることが可能です。
安定した精神は心の余裕があり、大きなトラブルに遭遇しても冷静な分析もでき、明確に対処しやすくなるはずです。
私はこういった経験していますので、心身のメンテナンスのため楽しみながら積極的に有給休暇を取得することをおススメ致します。