この記事では将来に不安を持っている中学生や高校生のかたへのおすすめ映画を紹介します。
現在、学生さんで学校での人間関係に何かしら悩みを持っている人はいるはずです。
数年経てば、社会に出ることで、学生時代以上にいろんな人間と接触すること増えてきます。
楽しい事、嬉しい事も増えますが、悲しい事、嫌な事も同時に増えます。
時には、想像を以上の辛い体験もする可能性もあります。
そんな体験をしてしまった時や、事前に心構えをしておきたいなと感じた時に観て頂きたい映画を9選ご紹介いたします。
目次
マネーボール
劇場公開:2011年11月
監督:ベネット・ミラー
出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル
他の記事でおススメしていますが、現状の厳しい状態でも、やり方しだいで勝てる方法があるという事を教えてくれる映画です。
新しいやり方は常にでてくるものですが、
「これがやりたい!」「この方法をやってみたい!」
と決めても周囲には理解してくれないことがほとんど。しかし、この映画は、自分が決めた事を勇気づけてくれる良い映画です。
セッション
劇場公開2015年4月
監督:デイミアン・チャゼル
出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ
昔は、こんな先生はけっこう居たけど、現在は少なくなったのではないでしょうか。
主人公のジャズドラムに賭けるストイックなまでに意気込みと、生徒を叩きのめす狂気じみたフレッチャーの指導の対決は見物です。
侮蔑じみたパワハラにも屈しない主人公を観たあなたは何を感じます?
スティーブ・ジョブズ
劇場公開:2013年11月
監督:ジョシュ・マイケル・スターン
出演:アシュトン・カッチャー、ダーモット・マローニー
言わずとしれたマッキントッシュの創始者ジョブズの半生を描いた映画。
マックのパソコンが如何にしてつくられ、独自の理念でマッキントッシュ社を経営してきたが、その傍若無人により、会社を追放されるなど波乱万丈の人生を描いています。
人類の未来のための開発か、ジョブズの自己満足のためなのか、それの判断は、人それぞれですが、マッキントッシュ、iPhoneの開発におけるジョブズの情熱は必見です。
現在では当たり前に使用しているパソコン、タブレットやスマホの原点を知る意味でも重要な映画です。
CGアニメーション映画のピクサーの経営者でもあり、人を振り回すほどのパワハラっぷりは有名でしたが、意外にも映画製作に関しては、一切の口をはさんだことはなかった事は驚きでした。
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
劇場公開:2017年7月
監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:マイケル・キートン、ニック・オファーマン
世界中で誰もが知っていて、誰もが食べたことがあるはずのファーストフード・マクドナルドの誕生秘話を映画化。
現在のマクドナルド会社は、もとは分家のような会社で、しかも本家と経営方針について揉めていたことは有名。
マクドナルドコーポレーションの創始者レイ・クロックの貪欲なまでのフランチャイズ化のこだわりと、品質重視の本家マクドナルド兄弟の対決が見物。
レイ・クロックは実はしがない地方のビジネスマンで、50歳を過ぎた頃にマクドナルドを知り、わずか数年で、本家からマクドナルドの権利を獲得するに至る。
世界中どこにでもあるマクドナルドショップですが、内容の深い歴史を知ることが出来る映画です。
主人公のレイは、50歳を過ぎてからファーストフード業界の頂点にのぼり詰めるところは、強欲さが目立ちますが、遅咲きのサクセスストーリーとも言えます。
プレステージ
劇場公開:2007年6月
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール
19世紀末のロンドン、二人の奇術師がプライドと意地をかけてマジックで勝負をする。
小説「奇術師」をベースに映画化。クリストファー・ノーランによる演出のため、時間軸やストーリーがやや難解のため、少し難しいかもしれない映画ではあります。
しかし、2人のマジシャンのよる対決が見物と、意外なストーリー展開、映像の美しさ、テンポの良い演出で物語に引き込まれる内容です。今回の年齢層でも楽しめる作品。
オデッセイ
劇場公開:2016年2月
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン
有人探査機で火星探査中、砂嵐のトラブルに巻き込まれたアメリカ探査チーム。
激しい砂嵐のため、ロケットに退避中に主人公が事故に合い行方不明に。
クルーたちは状況の様子から事故死と判断し、有人探査機は火星より脱出してしまった。
しかし、だれもいなくなった火星で主人公は生きていた。
水も空気も無い火星で生き残る方法を、酸素から水を作り方や、植物の育てかたを、NASA協力のもとに演出するなど、ディテールにこだわった映画です。
地球から遥か離れた火星で、たった1人で宇宙飛行士がどうやって生き抜くかが見どころの映画です。圧倒的かつ絶望的な状況を主人公が乗り越えるところを見てほしい映画です。
ライフ!
劇場公開:2014年3月
監督:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー、ショーン・ペン
雑誌『LIFE』の写真フィルム管理に従事し、真面目だけど地味で控えめな主人公。
自身がアクションヒーローや勇敢な冒険家となった妄想に浸ってしまうクセがあり、そのクセで冴えない日常から現実逃避もしていた。
新しいボスのリストラにより、雑誌『LIFE』の廃刊が決定。
最終号に相応しい表紙として、『LIFE』を代表する写真家ショーンの25番目のフィルムの提出を迫られる。しかし、ショーンから預かったフィルムの内、その25番は抜けていた。
主人公は25番目のフィルムを探すべく、残りのフィルムを手掛かりにしてショーンに会いに向かう。
おそらくこの映画の対象年齢は社会人向けを設定しているかと思います。
閉塞感漂う社会のなかで、決まりきった日常生活を過ごす控えめな主人公が、あるキカッケで、今まで体験したことがない状況に、自ら進んでいく映画です。
新たな道に進むことは、すごくプレッシャーを感じるものですが、この映画は新しい道に進むことによって新しい経験し成長することを表現しています。
これからの日本の未来も、過去想像したことない世界に変わっていく可能性があります。
この映画には、その進みかたのヒントとして若い人には観てもらいたい一本です。
英国王のスピーチ
劇場公開:2011年2月
監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ
吃音のため、とてつもなくスピーチが下手だった実在のイギリス王ジョージ6世と、平民出身の言語療法士の力を借りて吃音を克服し、第二次世界大戦開戦に向け、国民に勇気を与えるスピーチを披露する映画です。
内気だけど弱さを見せたくないので、見栄っ張りのアルバート王子(後にジョージ6世)と、診療中は王室に対する礼儀作法を封印し、療法士と患者の立場をキープするローグ療法士とのやり取りが見どころのひとつです。
英国王でさえも苦手なことがあり、四苦八苦しながらも克服していく様を自身の行動や成長に不安を感じる年代でもある子供達にも見て貰いたいものです。
話し下手な人も、この映画で何かし自身が持てる可能性を信じたいです。
それでも夜は明ける
劇場公開:2014年3月
監督:スティーブ・マックイーン
出演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー
この映画は、少し中高生向けではないでしょうが、「たられば」の話しになってしまいますが、私自身が学生時代に観たかった映画だと感じたので、おススメしたいです。
白人の金儲けために騙され、奴隷商人に売られてしまい、12年間もの奴隷として自由を奪われた黒人の物語です。
おすすめする理由は、元もとは教養がりや知識人でもあった主人公が、理不尽にも奴隷に落とされ、どうしようもない状況で辛い目にあいながらも、愛する家族の元にもどる希望を持ち続けるところを感じてもらいたいです。
中高生も、いずれ大人なり社会に出て、絶望感を体験する事もあるはずです。
奴隷に対する暴力が気になる部分ではありますが、この映画は希望をすてないで生き抜いてほしいとも訴えてる映画でもあります。
もうひとつは「知識はやっぱり生きていくうえで重要だ!」と、私はこの映画を観て感じたため、おススメしたいです。
読書が苦手な場合は・・・
知識を得るために、一番いい方法が読書です。普段から読書の習慣がない人が本を読む行為は、とても苦痛に感じているはずです。
私の経験上の話しになりますが、私も学生の頃は、読書はとても苦手でした。原因は慣れていないからです。
文章を読んでも、すぐに頭の中で、イメージが湧いてこなかったのが、苦痛だったため読書をする気になれなかったのです。
そもそも読書の量が少ないと読める漢字も知識として少ないため、読書を頑張って続けたとしても、読めない漢字が出てきたら、いちいち調べることが面倒臭く感じてしまい、読書を途中であきらめてしまうことが多かったのです。
現在では、私も大人ですので、それなりの読書量とちょっとしたコツのおかげで、文章を読んだら、直ぐに脳内にイメージ像が湧いてきますので、読書が苦手なのは無くなりました。
それじゃ、読書が苦手な人は、どうすればいいの?
大丈夫です、知識を得る方法は他にもあります。
それは映画で知識を知ってもらう方法です。
現在ではYoutubeなどの動画配信も多く、かつ種類も豊富でありますが、映画は緻密に構成と巧みな演出で製作されていますので、上手く創られた映画は、思わず見入ってしまう不思議な力があると私は考えています。
そういった映画では、観たままの映像が脳内反映されて記憶として印象強くのこります。
それだけでも確実に知識として蓄積できるはずです。
SFやアクションも良いですが、ドラマやサスペンス系の映画を中心に選んで頂き、登場人物のセリフや行動を観察して、その感情を自分なり分析するクセをつければ、読書も少しずつ慣れてきやすくなるでしょう。
少なくとも私はこれで、読書嫌いを克服しました。
まとめ
私は学生時代、社会にでることに大きな不安を抱えていました。
社会でうまく生きていけるのだろうか?漠然とした怖さを胸に抱えていました。
もし、現在の若い人達も従来と違った想像もつかない未来に、不安を感じているなら、今回おススメする映画で、ちょっぴりかも知れませんが、勇気を与えてくれると私は考えています。
ですので、あとは選ぶのはあなた次第です。