中国が原因とは限らないかも・・・
北太平洋漁業委員会で報告
北太平洋のサンマ資源量2000年初めは400万トンが、おととしで130万トン。
3分の1までに減少している。
昨年までの3年間の平均では、将来に渡って持続可能にするため最適とされる資源量を2割下回っている事が分かりました。
このままのペースでサンマ獲っちゃうと、資源量の十分な回復が見込めなくなる可能性があると報告書に指摘しています。
国内のサンマ不漁が続く
サンマ漁獲量が20万トン~30万トンの推移が、2015年から10万トン前後に減少。2017年度は8万4000トンと平成以降最も不漁。
代わって増えているのが、所得の上昇により魚の消費も増えている中国や台湾などで、台湾の漁獲量は日本より上回っています。
国際的な漁獲量規制を作ることが大事
水産庁は7月中旬に東京で開かれる国際会議で、北太平洋でのサンマ漁獲量の規制を提案。
2017年度2018年度の年次会合では国・地域別の漁獲枠設定を提案するも漁獲量を増やしたい中国等が反発し決裂。
今回は、公海で33万トン、排他的経済水域では22万トンの合計55万トンという全体での枠規定では、一転して賛成となりました。
サンマの漁獲量減少の原因
資源量減少と近海の水温上昇か
何かとやり玉に挙げられてしまう中国が2012年よりサンマ漁獲を開始してからは量としては多くはないです。全体的に減少傾向となっています。
サンマは元々、低い水温を好むさかんです。むしろ日本近海の水温上昇によりサンマが日本の漁場に入り難い環境なってしまった可能性が高いです。日本も中国のように大型漁船で外洋まで取りに行くことも必要になってくるかも知れません。
中国でサンマを食す影響は日本の食文化が影響
過去、中国ではサンマを食べる文化がなかったようです。中国の一部沿岸地域では食べられてはいたようですが、サンマもサワラも区別すら出来ていない状況でした。
なぜ日本人がそんなにサンマを食べるのかと、多くの中国人が関心を持ち、サンマとはどれだけ美味しいものなのか?と中国メディアで疑問を抱いている一方、中国人がサンマを食し始めたのは日本食影響とも中国メディアは伝えています。
流通システムの向上のおかげか
サンマも青魚の仲間なので、傷みやすく賞味期限は1日持てばいいでしょう
。サンマの保存方法の技術向上のおかげで、中国でも新鮮なサンマが家庭に行きわたる事が出来からではないでしょうか?
サンマにどんな栄養分があるの?
血液改善や牛肉に匹敵のタンパク質
脳細胞を活性化させるDHAドコサヘキサエン酸
痴呆症の予防や頭が冴える効
サンマを販売しているスーパーでよく流れている曲がありますね。
「さかな、さかな、さかなを食べると~」ってやつです。
血液の凝固を抑えて、脂肪分を代謝するEPA
眼精疲労に効くビタミンA
意外や意外、筋肉や臓器などの構成成分となるタンパク質も豊富で、牛肉に匹敵する栄養分も豊富。
鮮度の良いサンマの見極め
尾を持ってサンマの頭を上に向けると真っすぐにたつもの。
ちょっとスーパーなどのお店では恥ずかしいかも。
目が濁ってないもの。
口先が黄色い事。
内臓も食べられます。基本的に内臓自体に苦みは無く、胆のうの胆汁で苦みを感じてしまいます。
まれに細く赤い小さなミミズのような寄生虫ラジノリンクスと言う寄生虫がたまにいる事があり、基本は人体に寄生することがないようです。ですが、気になるなら取り除くか、食すのは控えるのがいいでしょう。
サンマの親戚はメダカ?
サンマは分類上、ダツ目サンマ科になります。ダツ、トビウオやサヨリが仲間です。さらに以外なところではメダカも近い仲間になります。
特徴として胃袋がない無胃魚と言い、30分くらいで消化して排出してしまいます。産卵すると卵に糸のようなものが付いていることが共通しています。この糸は、水草や漂流物に付着しやすいよにするためです。
調理にあたり、鱗、エラや内臓を取り出すことを必要としない魚なので、料理入門として最適な魚です。
さんま料理ってどんなのがあるの?
塩焼き
生姜煮
竜田揚げ
入門用の魚とは言え、やっぱり手間掛かりそうですね。
もっとお手軽に食べられる方法とは。
缶詰がおすすめです。既に調理してあり、そのまま食せます。下味が付いていますので、チョコチョコっと料理すれば、短い時間でもう一品出来上がります。
個人的に好きなのがサンマかば焼きです。
ウナギのかば焼きはスーパーで売ってはいるのですが、1500円~2000円近くしますので、なかなか手が出ないのが本音です。
ウナギも栄養価が高いは知っていますが、サンマの栄養価とコストパフォーマンスで考えると「サンマのかば焼きの方が良いんじゃないかな~?」と貧乏人のヘンコな思考かもしれませんが、コスパ優先でサンマにしています。
まとめ
サンマで季節を感じる事が出来るアイテムです。栄養価も豊富です。近年環境の変化による漁獲量の変動が指摘されています。取れ高によって、庶民に手に届く買い物になるか影響かでてきます。
個人の生活スタイルによって季節物の食材をどう堪能するか様々です。
日本はサンマ以外にも様々な食材があり、和食、中華、洋食等のジャンルも多岐にわたります。この季節だからこれ!この時期だからこの料理にこだわり過ぎずに、食事を楽しむ方が良いと思います。
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