結論:AIにはデータ分析や単純作業をしている業種は減るでしょう。感受性の教育やセンス・感性を武器にする業種は、まだ残る
じわじわとAI化が進む
スーパーマーケットではレジ打ちを専用の機械を設置し、お客に支払いをさせるシステムが増えました。レジ打ちの人員削減と日ごとの集計時間も削減出来る訳です。
自動車メーカーもアクセルの踏み間違いを防ぐシステムやドライバーの補助システムを組み込んだ自動車販売を行っています。将来的には完全自動運転システムの自動車を販売するでしょう。
ビッグデーターを生かした自動分析を行える技術もあり、弁護士、ファイナンシャルプランナー、企業内では経理業務等がAIにとって代わる可能性が高い数値が出ています。
銀行もお客さん自らネットで入金、振込、住宅ローンの支払いを行っており、支店の減少や
銀行員のリストラを進めています。行員もAIにとってかわりつつあります。
製造現場でも、作業者、部材管理者、電子技術者等の業務がAIにて管理できるので消え去る業種との事です。
逆にAI化の可能性が低い業種はなんだろうか?
理髪師や美容師はAIにとって代わりにくいと考えています。AI化したハイテクロボがお客さんの散髪をするのは、恐怖を感じます。散髪前にデータ上希望するヘア―デザインをディスプレイに出し、そのイメージ画像に合わせて髪を整えていく技術は人間の感覚の方がコスト的に良さそうな感じがします。
少子化と言われていますが、保育園や幼稚園などの保育士もAIにとって代わりにくいでしょう。子供の感受性を育てる職種ですから、人との接触で感性も豊かになるかとおもいますので、AI化になる部分は、子供の感受性を数値化して良い感性を伸ばすような運動や教育方法を検索するのは、AIとして打ってつけでしょう。
レストランにおいては、メニュー替わりにタブレットがテーブルにセットされている店も徐々に増えてきています。オーダーを受ける業務はウエイターから省かれている店は増えてきています。料理人がAI取って変わる業種は、そのお店の主旨によってくるはずです。
コスト重視のお店であれば、料理作業も機械で提供できるレベルなら、それがベストです。
料理に独自性を求めたり、季節によって味や柔らかさが変わってくるもの食材もあり、その日その日に料理の仕方も調整も必要なわけですから、AI化にはさらに年数が掛かるはずです。味や品質にこだわるお店なら暫くは料理人が必要になるでしょう。
先程、製造業はAI化により作業者、部材管理者や電子技術者も業務が減ると言っておりましたが、生産数が多い業種はAI化にした方が確かにコストパフォーマンス良いです。
小ロット多品種の企業は、品種の多い割に数が少ないとAI化にするには、コストがかかり過ぎるでしょう。人の手でやってしまった方が早い時間で小ロットを完成させるので、こちらの方がコストパフォーマンスに良いでしょう。
個人のスキルを上げる事が重要
弁護士、銀行員、商社マン等はかつて一流大学出身でないと内定も取れない時代がありました。その仕事自体がAIに取られてしまったら、彼らの能力のある人材が、他の既存の業種に職探しをしにくるはずです。そうなると並の能力の人材は益々就職し難い状況になるでしょう。皆、個人の能力スキルを向上しなくてはなりません。
まとめ
AIに取られる業種はデータ分析や単純作業をしている業種は減るでしょう。
人間の感受性を育てる業種や、センス・感性を武器に仕事をする業務は、まだAI化にはならない。
業種が減ると残った業種の取り合いになるのは、必至なので自分の能力スキルを磨こう。