その方法はインパクトとタイミング
高野山のとある売店で・・・
育てる親も育つ子供も感情を持つ人間である事に基本を置こう。
参考になるかどうかわかりませんが、幼少期の体験談今回お伝えします。
大阪府堺市に住んでいました。小学生の頃、家族で高野山にピクニックがてら出かける事になりました。
南海高野線の駅近くに住んでいましたので、乗り換えなしの直通で電車に乗って行きました。
ちなみに高野山は山の名称ではなく和歌山県紀都郡高野町にあり、今来峰、宝寿峰、鉢伏山、弁天岳、姑射山、転軸山、楊柳山、摩尼山の山々の盆地状地域の名称です。
標高800ⅿのため、市内比べ夏は涼しいですが、冬は雪が積もり事もあり、氷点下の下回る日があります。高野山は、真言宗総本山金剛峯寺があり、110以上のお寺さんがあるようです。
とは言え、大阪にもう半世紀近くいますが、高野山へは数える程しか行っておりません。
話しを戻しますが、家族で高野山をあちこち行き、そろそろ帰る頃に、とあるお土産物屋で品物を見ていた時でした。当然、仏教の土地ですので、それにちなんだ産物がありましたが、小学生の私が気になった品物がありました。それは本か雑誌かだったと思いましたが、『地獄絵図」というタイトルの本でした。
衝撃を受けた本『地獄絵図』
この本は、全ページ浮世絵のようなタッチで地獄巡りを画いた本でした。
基本的に絵ですが、閻魔大王に裁かれた生前罪人だった人間が舌を鬼に抜かれている絵だったり、鬼に釜茹でにされたりや針山を歩かされている罪人を描かれていたり、絵とは言えリアルな色合いなので、小学生だった私にとって度肝を抜かれました。
眉をひそめるほど恐怖も感じたのですが、なぜか見入ってしまいました。その本の後半からは極楽浄土の様子を描いた絵が続いていました。
学校の友達やテレビ等で、あの世に行くと、天国と地獄があるという話しを聞いたこともあり、
「地獄へ行かされたら、こんな目に合うのか?」と思いながら見ていると、後ろに母親がいました。
母の絶妙なナレーション
「生きている時に悪い事したら、閻魔さんに舌抜かれて地獄におくられるんやで。あんたも悪い事したら、地獄に送られるで。」と母親に不意に言われました。そして、顔をにっこりして
「さあ、お家に帰ろうか。」とやさしく言いました。
40年近く経って、高野山に行った事がある記憶では、この事が鮮烈に記憶として残っています。
中学卒業するまで、天国や地獄が実在し、悪い事したら、自分が死んだ後、地獄に送られるのは嫌だ!なんて考えていました。恥ずかしながら・・・
体罰不用の効果的なしつけ・・・私には
個人的な考えとして、高野山で見た、あの地獄絵の本は怖さもあり、母親の言った言葉は疑いもなく、信じてしまいました。
臆病な私だから効いた話しだったかも知れませんが、嘘を言ったり、弱い者いじめはやらないと決めた記憶があります。
恐らく、たまたまかもしれませんが、母親が「悪さしたら地獄へ送られる」の言葉を伝えるタイミングが良かったのかも知れません。
暴力を使わず、悪い事してはいけないというしつけに使える方法ではないかと思います。
この教えは、タイミングが必要
普段見慣れないものが、目の当たりにして、理解し難い状況ながらも、理解しようとするでしょう。
怖い絵でもありますから、恐怖を感じるはずです。
ただ、見せるだけでなく、
「悪いことしたら、あの世でも、もっと痛い目にあうんよ。命も大事にしようね。」
と親が言葉を添える方がいいでしょう。
余りに怖がるようでしたら、無理にしない方がいいです。
数年前でしたが、近所のイオンモールにLIBRO書店の絵本ブースに置いてありました。
恐らく、悪いことをしないで、命を大事にしなさいよ!という意味で販売していました。
大きな書店では売っているかもしれませんが、楽天で似たような本がありましたので、リンクしておきます。
もし気になったら、観て下さい。
若干エグサをあるので、ちょっとうちの子にはキツイかなと思えれば、買わないでください。
まとめ
インパクトとタイミングで行えば、体罰は使わないずに済む。
とは言え、しつけは子供の様子を見ながら行う事が大事。
無理はしない。
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