現在、中高年のサラリーマン会社員の方々へ、このまま会社勤めで定年を向かえる気ですか?
無事定年を向かえたとして、老後は優雅な生活が待っている人はここで、記事を閉じてください。これ以上、そんな方には時間の無駄になりますので。
定年退職後、なんらかの仕事に再就職したり、アルバイトをする可能性がちょっとでも高いと感じた人は、今からでも、Uber eatsの配達員でも良いですし、何か副業行うことを強くおすすめします。
その理由とは?
このままずっと会社員として、働ける可能性は高いですか?
定年退職後、老いてきた体で、与えられた仕事を、また肉体労働で働きますか?
その労働で納得いく給料となりますか?
当たり前だが企業はピラミッド形式
社会にでて実力不足や不運、またはコネの少なさにより、出世コースから外れてしまった中高年は多いと思いますし、私もその一人です。実力も運もコネも無かったです。
シンプルに考えても社会に出て就職した社会人すべてが出世できるはず無いのです。
会社組織的にも経営をする人、その指示受け具体的に指示と管理する人、そしてその指示を受けて作業を行う人。
会社経営者は数人で判断し、業務を実行する社員は多く働いています。
このようなピラミッド型なのが普通の企業です。
上場企業で数十人が新社員として入社しても、その人数がまるまる出世して経営幹部になれるわけでもないのが現状で、採用する企業もそれをみこして内定させ入社を募っているはずです。
落ちこぼれの従業員は必然的に多いのは当たり前なのです。
とは言え、それで諦めますか?家族を持っている人なら、なおさら奮起すべきだと私は思います。
長年雇われていると精神も受け身になりやすい。その理由は?
しかし、長年、会社員をやってしまっていると、その環境から抜け出すのが、かなり大変です。
会社員なら、給料は毎月固定の金額で、社会保険料、税金諸々を引かれて振り込まれるだけです。
通常の会社なら、その月々の収益で、直接的に給料が多い少ないの査定で、月支給される給料が半額になったり、全くの¥0円ってことは、よっぽどなブラック企業でない限り、普通はないです。
(仕事が少ない分、残業代が減ることはあります)
会社員の良さは、出勤し与えられた業務さえ遂行すれば、安定した給料が支給してくれることにあります。
その状況を長く続けていくと副業なんて、手間がかかるイメージや税金申告が面倒くさいなどで、腰がよけいに重くなってしまうのではないでしょうか?
時代の変化が目覚ましい
手間の掛からないことは確かに楽だし、人間は面倒くさいことは出来るだけさけたいと考えるものです。昭和から平成初期ころは、それでも良かった。
企業には、仕事の受注があり、社員は集中してキッチリ業務を遂行すれば、おのずと給料に反映してくれるわけです。その当時は企業と社員のウィンウィンが成り立っていました。
しかし、バブルが弾いてしまったため、企業への受注が減って行くと、抱えている社員が重荷になり、使える社員と使えない社員と振り分ける行動をしてくるわけです。
使えない社員は給料を減らされ、慣れない部署へ移動を強要されることも普通にある話しです。
この会社で結果を出せば、また出世できる、良い給料が支給されると期待できる企業なら、それで頑張ればいいでしょう。
しかし、すべてがそういう企業ばかりではない事も事実です。
このまま、ポジションが変わる見込みがないのなら、自身で所得を得るようにすれば良い。
働き方改革とソフトバンク会長の言葉
大企業は2019年4月から、中小企業は2020年4月より施工。
残業時間の上限規制の導入、年次有給休暇5日間の義務化、会社員の副業容認
厚生労働省より通達された働き方改革ですが、あなたはどのように解釈されていますか?
先日のソフトバンクグループ取締役会長の孫正義氏の言葉
日本はかつて豊かだったのではなく、もともと貧しかった。
事実、日本の労働生産性の順位は50年間ほとんど変わっていない。
昔から技術大国であったという自らの勘違いに向き合う必要性がある。
日本はAI後進国。衰退産業にしがみついて、戦略は先輩が作ったものの焼き直しばかり。という厳しいスピーチが有名になりました。
世界が変化して行っているのに、日本の変化が変わらない事に危機感を感じさせられる。
日本はつまり、「裸の王様」の状態といえるでしょう。
現在の日本は世界で何番目?
日本の労働生産性は先進国で堂々の最下位
世界競争力ランキングでは30位と最低。
平均賃金はOECD加盟国35ヶ国で18位
相対貧困率38ヶ国で27位
教育に対する公的支出のGDP比43ヶ国で40位
年金の所得代替率50ヶ国で41位
障害者への公的支出のGDPは37ヶ国32位
失業者に対しての公的支出GDP34ヶ国で31位
下から数えた方が早いくらいです。
日本の世界と比べての低いランキングから想定すると、中高年の我々はこのまま、会社員をやり続けて、定年後、ゆとりのある老後なんて、とても過ごせるわけがないです。
この数字を知って私自身驚いたこと。
こんなに散々な順位なのに、自分でも驚いたのが、そう実感がない事である。
その理由は、家族には申し訳ないくらいの安い月給ですが、確実に毎月出社して業務さえしていれば振り込まれる給料があり、安い給料ながらもなんとか生活が出来ているからです。
現時点では、企業は社員をよっぽどの問題がない限り、首にすることが出来ない状況です。
それがあるため、我々、会社員は厳しい経済状況でも、給料悪いけど仕事がないよりかマシかという思考に甘んじてしまうわけです。
終身雇用の限界と海外労働者の流入
ところが、経済連合や大手自動車メーカーのトップによる終身雇用の限界宣言が出されてしまい、それの同時期に政府の働き方改革の発令で、副業解禁されたわけです。
つまるところ「副業みとめてあげるから、会社のお荷物さん、自分で頑張れば?」という事になるわけです。
人手不足とも最近はよく言われていますが、それと同時に外国から特に東南アジア方面から労働者としてやってきています。外国人で言葉のギャップはありますが、年齢や体力には敵わないはずです。
老後のために【脳力】を鍛錬せよ
最近、個人的な出来事で、とても気になった事がありました。
身内が葬式ありました。私の親も70才代、親戚の伯父叔母もほとんど70~80才代になっており、文字通りの老人です。
彼らは、高度経済成長で働い抜いてきました。
おかげで、その子である私たちも生活をしてこれたわけです。とても感謝しなくてはならないことです。
気になったことは、私の親、そして親戚の伯父たちで、かつて社会で働いてきた人たちで、少し共通している部分が見えました。
それは70才代であろうが、80才代であろうが、会社員で定年を迎えた人は、話の仕方がおぼつか無かったり、姪や甥の名前が出てこなかったりと認知症の初期っぽい感じで記憶が曖昧だったりしていました。
かたや、現在も自営業やっていたり、幹部職を経験し定年後に関連企業に顧問として現在も仕事している人は、もちろん知識は豊富で私や私の子供にも、分かりやすく話して説明をしてくれました。
さらに久しぶりの会う親戚の名前や遠縁で病気がちだった人の様子を尋ねたりと体力の老いは仕方がないにしても、記憶力や思考力は依然と変わりがなかったのです。
この【脳力】の差は何?
長年、会社より業務を課せられ、それを仕事としてきた従業員だった人と、世の中と会社全体を見渡し、経営方針を決めてそれを進めていく経営者だった人では、老後の現在でこれだけの【脳力】の差を感じた事はなかったのです。
私の親戚だけのごく限られた部分での感じたことですので、信ぴょう性は薄いかも知れません。
認知症になりやすい職業とは?
2016年カナダにて認知症学会という学会があり、カナダのコンコルディア大学パロット博士が、351名のライフスタイルを調査し、どういう職業がアルツハイマー病にかかりやすいかを調べました。
調査は3年間に及び、その結果はレジ係や工場労働者など脳への刺激が比較的少ないシンプルな業種に認知症が多いことがわかったという報告でした。
先ほどの親戚の伯父たちを【脳力】の差を目撃し、このパロット博士の調査結果に読んで納得し、自身の考えに自信が持つことが出来ました。
脳力は筋力と同じ
従業員とりわけ労働者の仕事は、決められた生産工程を決められた納期を業務として与えられ、仕事をします。
企業によって決めごとの違いはありますが、労働者の仕事はこのようなものです。
材料、品質、生産時間に問題がないかを重点的に確認し、拘束時間も長時間になりがちのため、どうしても作業自体は単調になってしまいます。
かたや経営に携わる人は、経済状況の動向に気を配り、尚且つ経営状態と金銭管理に、従業員の監督、新しい商品開発と展開状況の確認など、企業内外に注意を向ける必要があるわけです。
今後、我々のような中高年が、20年30年後には、否が応でも老人になります。
今の経済状況は20年30年後も現在と変わらない経済になっているでしょうか?
私はNOと答えますし、さらに悪い経済状況と想定すべきです。
先程しました日本の世界ランキングの話しは覚えていますか?
あのていたらくなランキングからすると、とうてい現在の経済状況キープ出来ている可能性が無いに等しいと思います。
それなら、今のうちからでも脳力を筋肉のように鍛えるべく、事業主なって副業からでも良いので自分自身の仕事を行った方が、自身の将来の為になると私は考えています。
まとめ
この経済状況は20~30年後もキープ出来ない。
さらに悪くなっていると想定して対応しよう。
従業員の業務と経営者の業務で、【能力】の鍛え方が違う。
あなたも経営者としての視点を持とう。
なんでも良いので、経営者的視点から、まず副業を始めて下さい。
会社員の収入口だけの一本だけより、あらたな収入口をもう1本つくるべきです。