その理由とは?
インフラ関連の建造物が老朽化に伴い、異常気象による高波、暴風や地震など近年威力が増してきており、予想以上の被害が実際に多いから。
被災したこと半壊や全壊するなど、金銭面とメンタル的に結構なダメージを食らう可能性が高い。そのダメージを最小に限留める必要がある。
理由に対して解説項目
激震災害(よみ:げきじんさいがい)
日本で発生した災害の内、その被害が最も甚大で、国民の生活に著しい影響を与えたものに対し、地方公共団体や被災者へ国が通常を超える特別の財政援助・助成を行う事を目的とした法律。
千葉県で台風15号による被害規模より、政府の官房長官から「激甚災害」の検討を急ぐ考えを出されたようです。
ライフラインの設備の老朽化が気になる
電柱の倒壊で停電長期化の要因としており、国土交通大臣より電線と地中に埋めて電柱をなくす「無電柱化」を加速させる考えを発表しました。
工事発注で通常6~7年の工期がかかるのを、どれだけ短縮可能かがポイントでもあります。
鉄塔の耐風性では風速40ⅿでは耐えきれない。
千葉県での停電がこうまで長期化した原因は、高さ45mと57mもある送電線の鉄塔が倒壊し、電流が遮断されてしまったこと、各地の電柱が倒れる等が一因として挙げられている。
経済産業省が示す【電気設備に関する技術基準】には、送電線の鉄塔の耐風性は風速40mに耐えうるよう求められていて、倒壊した2基とも基準をクリアしていたものの、隣接する木更津市での瞬間最大風速は49ⅿを観測しており、想定の耐風性を超えてしまった暴風を受けてしまったということです。
補足として、本土より台風被害の多い、沖縄ではより強風に耐えうるよう基準を設定しているため、国が示す基準自体にも問題がありそうです。
電気復旧のため、作業を取り掛かろうと向かうも、行く手の道路上には街路樹などの倒木も多く、復旧作業を取り掛かる前に倒木の撤去作業に手を焼いている情報もあります。
想定を超える被害がここ数年多い?
近年災害の規模が年々大きくなっているように個人的に感じています。
夏場の人体の体温以上に越える外気温の上昇だったり、今回の台風における過去最大の瞬間最大風速も気になるところです。
過去に災害に耐える建築設計を対処しているわけですが、その当時に想定されていた耐風性や耐震性などがそれをも上回っているのも事実であり、その建築された建造物自体の年数も、かなり経過しているため老朽化が進行し、耐久に乏しいのも現実なわけです。
災害時に現れる火事場泥棒
信号機の非常用発電機の盗難が相次ぐ
台風15号の影響で千葉県内では幅広い停電のため、停電した信号機を動かすため、警察が設置した非常用発電機を設置していましたが、何者かに盗難されました。その数は17日の時点で11件確認されました。
実際目撃をしたわけではありませんが、阪神淡路大震災時も半壊した家の被災者を装って私物を探しているふりをして、実は金品を物色し盗みを働いているコソ泥や、住民が避難所へ移動し夜中ドサクサに紛れてエアコン室外機を手当たり次第、盗んでいく話しを聞きました。室外機には銅管を使っており、それが結構な価格で売れるようです。
詐欺被害も発生
その他にも、詐欺被害も出ているようで、台風で屋根が壊れた老人宅に
「屋根瓦が落ちている。早く直さないといけない。」
と、勝手に工事を始め、高額な金額を支払わせた悪質商法もあるようです。
精神的にも肉体的にも、そして金銭的にもダメージを受けているにも関わらず、このような火事場泥棒や、詐欺被害にも神経を使わないといけないのは、結構キツイ。
電気はとても生活に重要なのに・・・
電化製品を無くしては日常生活が出来ない
食事の場合、和食であれば、電気炊飯器に洗ったお米をセットしておけば、自動でふっくらと御飯がたきあがります。
冷えていた冷凍ピザも電子レンジで出来上がりのような熱々のピザができあがり、残った食材は1年365日休まず、冷やして保管できます。
汚れた衣類を洗濯や、趣味の映画鑑賞やネットゲーム、それら費用を管理する銀行口座の管理。
気温が38℃以上になる夏場は、快適で涼しい冷房と、体の芯から冷え込んだ真冬には、あったかじんわりの暖房の設定が出来るエアコン。
それぞれ、リモコンスイッチだけで快適な生活を送れているのが、現状のですね。
将来的には、リモコンスイッチがスマートフォンで操作できるようになります。
IoTというシステムが今後充実していくようになります。
Wifi等の情報通信機能が従事していき、モノとインターネットがつながる仕組みです。
スマホで、家電の省エネコントロールや家と自動車の情報連携や、町全体での電気使用量コントローラーが自動でできてしまう仕組みです。
これによりなお、電気の必需性が高まるはずです。
電気が使えない生活を想像してみよう
現代は食事の用意、汚れた衣類の洗濯、趣味や娯楽は電気が無ければ、成り立たないものばかりになってしまっていませんか?
電気を使う事により、自動で機械が人に代わって家事を行ってくれます。
その作業はかなり時間を人に与えてくれているはずです。
その時間を趣味、くつろぎやスキルアップのために学習するなどに使えているのです。
情報収集も以前は新聞やテレビなどのメディアから取っていましたが、それがスマートフォンやネットにとって代わってきています。
新聞も紙媒体であったものが、ネットでの有料配信に代わってきているはずです。
紙媒体ですと日が経てば、情報自体が新鮮でなくなります。
ネットでの情報提供がアクセスする度に最新の記事を見る事が可能ですから、誰が考えても便利なはずです。
それら、家電製品や情報収集ツールもすべて電気がないと使えません。
電気が止まってしまうと、あなたはどうします?
何も出来なくなってしまいませんか?私はそう思います。
確かに電気が無いければ、何も出来ないというのは、常識です。普通の知識です。
ですが、普段から電気を使った便利な生活を堪能していくと、最初は便利だった機能が普通に感じてしまい、より便利な機能のついた製品に目が行ってしまいます。
しかし、災害により水道や電気が寸断されてしまう当たり前のことが、脳の記憶の奥底に埋まり、忘れやすくなるのではないでしょうか?
災害の備えを忘れがちな理由
過去の経験を忘れていませんか?
昨年、台風21号が大阪直撃で暴風のなかピザを配達するバイク運転手が暴風でバイク事倒される映像がながされ、こんな日に宅配を頼む方も配達に行かす店も問題がある、とツイートされて話題となりました。
それ以降、暴風の可能性がある台風接近前は臨時休業を出す企業が徐々に増えています。
しかし、2019年9月の台風15号の場合、首都圏の鉄道各社が台風直撃に備え、計画運休等を発表したにも関わらず、翌朝になれば会社員が出勤のために、主要駅は、大混雑した状況でした。
本来なら、企業側が従業員の身の安全を計り、計画運休の発表が出ているなら、無駄に出勤などさせずに、自宅待機などの通達をすべきなのです。
人は忘れる生き物
人の脳は基本見聞きしたことは脳内で管理されているようです。
頻繁に使う記憶は管理して要るところから、直ぐに引き出すことは出来ます。しかし、たまにしか使わない記憶や、スーパーの駐車場で自分の自動車をどこにおいたか思い出せなく他愛もない記憶などは、大した記憶ではないと脳が判断して関連付けをしないからと言われています。
しょっちゅう起こるものではない災害で不便な思いをした経験を忘れてしまう事は当たり前というわけです。
まとめ
【そのまま忘れたままにしておきますか?】
現状のライフライン設備の老朽化や耐風性の設定が低いために、災害等に耐えれない懸念がぬぐい切れません。
災害で被災を受け、あなたやあなたの家族が生き抜き、生活基盤を基に戻すまでに、気に掛けないといけないことがたくさんありまず。
生命を維持するために必要な飲料水・食料・の確保、衛生品や日用品の管理そして自身の資産の管理、それらを狙う火事場泥棒の対策など、その状況になった事を想定し事前に対応策をねっておくことをおすすめします。
災害で不便な思いをした事や、不便な状況を見聞きしたのであれば、忘れてしまう前に早急に対応しましょう。
このサイトでは、先ずは生き抜くために必要な飲料水、食料、蓄電の準備を前もって準備することお勧めしています。
持ち家の住宅なら、自家発電やソーラーパネルで蓄電するシステムを設置する方法もあります。
借家や、マンションの場合もソーラーパネルの設置などは家主や自治会の承認がいりますので、提案するのも方法です。
個人で備える場合は、簡易のソーラーパネルや小型の蓄電ボックスを事前準備しましょう。⇒関連記事はこちら
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