生活の大変さは人によりますが、人生は終わりません。
過去2度転職し、パワハラの経験を受けた私がお答えします。
100%理想の会社で就職出来る人なんてそうそういません。給料、人間関係や将来の不安・不満は誰にでもあるはずです。
我慢の許容範囲を超える業務や環境だった場合、取るべき行動を取りましょう。
もくじ
転職失敗の原因追究は時間の無駄
100人転職して100人希望の通りに転職成功は無いです。
初出社して事務所にはいれば職場の雰囲気が違っていた。ブラック企業だった。
労働時間は聞いていた話しより長すぎた。
効率の良い提案をしても、聞いてもらえない。
上司の要求が尋常ではなかった。
給料が聞いていた金額と違い過ぎていた。
尊敬出来る(又は出来そうな)先輩上司と一緒に仕事がしたいと考え、転職したがその先輩上司が退職してしまった。
こんな感じで何かしら、入社してから数日足らずで、
「あー!とんでもないところに入ってしもうた・・・」
なんて経験する人は多いはず。
情報収集が足らなかったのか?
転職のベテラン?ではない限り、普通の社会人や初めて転職する人が、転職先の会社の内情など分かるはずはないです。
入社前や転職前に転職サイトやクチコミサイトで情報収集をしていても総て見透かせる訳でもないです。
クチコミで会社の不満を投稿していても、会社に対する嫌がらせをしたい人が投稿したかも知れません。
転職失敗の原因追及などは、重要そうに見えるけれども、時間を浪費するだけ意味がないです。
単純に《情報が不足していた》ただそれだけです。
会社は、あくまで利益を求める人達の集合体なのですが・・・
当たり前のことですが、忘れがち。
会社を経営していく以上、利益を出さないと会社の存続は出来ません。
あなたも私も生活をするためにお金を必要としています。
あなたの1日24時間の1/3~1/2を会社に提供してお金を得るわけです。
企業は、社員から買った時間を搔き集め、会社存続と発展のために必要な収益をえるため、事業を行います。
その事業が想定の収益が得た場合、社員に還元したり、新たな事業の投資にあて、会社を発展させていくのです。
もし、あなたが利益を求めるたらアカンと考えるなら、ボランティア活動をおすすめします。
会社員に向いていないどころか、生活が出来なくなります。
それ故、会社は利益を求める集合体は正論なのです。
利益を求める集合体の悪い部分
たくさん注文を獲ってくる営業マン、確実に売れる商品を発案する開発の社員、社内効率を最適出来る総務の社員、社内経費を隅々までチェックし、スリム化で経費が浮く案件を練る経理の社員 等
企業にとっては、これらの社員を優遇します。
これは仕方のない事実です。
あなたが、将来、会社を立ち上げても、やはり、こういう優良社員にはよい待遇をするはずです。
それは普通なことです。これについてはどこも非がないところです。
他の社員も、会社員である以上、割り当てられた業務を遂行して会社に利益をもたらすことで評価されて、生活にゆとりのでる収入を得たいはずです。
問題視するところは、確かに企業は利益を求める集合体なのですが、それを重視しがちになり、出来ない社員を人間扱いしない企業もまた存在しています。
いわゆるブラック企業というやつです。
社員の能力以上の仕事量を投げ渡して、その経過のチェックも見ず、結果が悪ければ、社員の責任にする上司や会社の体制に問題があります。
つまり、使えない社員を抱えて苦労しているのは会社なんだと言いたいわけです。
しかし、それでは、社員が育たないばかりか会社の成長は怪しいものです。
社員の業務結果が悪かった場合、会社内の業務システムに問題がある場合もあり、その部分を見ないようにするため、すべて社員の責任にする会社には、成長がないと言って良いでしょう。
その場合は、さっさと退職するか、直ぐの退職が難しいのであれば、担当役を降りてしまいましょう。
真面目に仕事していれば報われるか?
昭和の高度経済成長期であれば、真面目に仕事をしていれば、報われていた会社員は多かったでしょう。
現在でも、勤勉さに対して評価している会社もあるでしょうが、大手企業による新卒社員による700万~1000万円を超える年収を提示する企業が相次いでいるニュースもありました。
トヨタ自動車と経済連合のトップによる【終身雇用の限界】の宣言も気温に新しいです。
このようなニュースを聞くと、企業・会社は真面目に働く社員より、スキル・知識や年齢を優先に評価すると言っているようなものです。
ですので真面目に仕事をしているだけでは、これからは報われることは少ないです。
退職失敗で悩む理由
そもそも、退職失敗でなぜ悩むのか?その分析は以下の通り
会社員勤めで悩む人の特徴は?
- 基本、真面目な人である。
- 良くも悪くも性善主義な人である。
- 企業に貢献したい考えである。
- 人ために貢献したいし、認められたい。
- それによって収入を安定したい。
- そのため、仕事を頑張ろうとする。
適当でいい加減な人は、悩みはせず、仕事に適当にこなし、対人関係も適当にこなします。
しかし、転職失敗で悩む人は基本まじめな人です。
一生懸命する反面、盲目的にすべてを受けてしまいがちです。
ですので、ブラック企業に転職入社してしまった場合の真面目な社員は、その無理難題を、真正面から取り組もうとしてしまいます。
しかし相手はブラック企業ですから、普通の扱いはしません。
ブラック企業の特徴
- 適材適所が曖昧。
- 社員を選り好みが露骨
- 社員を育てる考えがほぼない。
- 社員は勝手に育つものと考えている。
- 根性論が大好き。
- その割には、自分には甘い。
- 解雇通告はコスパ悪いから、不要な社員をいびり出す。
- 使えないと判断すると、アゴで人を使い出す。
- 社員が退職しても募集で代えはいくらでもあると思っている。
- それでも真面目な人は盲目に応えようと仕事を頑張ろうとする。
- 失敗すればペナルティとして減給する。
上記のような特徴が、顕著にあらわれていれば、ほぼブラックです。
現在在職してツライと感じている社員さん次の事を考えてほしいです。
- 適正に評価してもらえているか?
- いいように使われていないか?
- あなたの業務報告や改善案及び要望を聞いてもらえているか?
- どう考えても、関連性のない業務ばかり渡されていないか?
これらの事に対応してもらえないなら、さっさと辞職するか担当役職を下りましょう。
理由
あなたは、借金のかたに無償で奉公にきたわけではなく、あなたの貴重な時間を提供して働き、それに見合う対価を貰える労働者なのですから。
場合によっては、この上司の技術、思考や稼ぐ能力を学びたから!という無償奉公もありですが、その場合でも期間限定はすべきです。
転職失敗は、人生において些細な出来事
あなたの人生は長いです。長い人生において転職失敗は、ほんのちいさな出来事。そう割り切ることをおすすめします。
これからも残り人生は長く残っているのですから、自分に合わないのなら、テンポ良く次の行動に移行して充実した人生を送る権利は、あなたにもあるのですから。
限度をこえたパワハラを行使する会社だった場合は?
真面目でおとなしい人は気を付けよう。
パワーハラスメントを行う経営者や管理職が多いブラック企業の場合、真面目に仕事する(なおかつ大人しい)社員は好都合な存在となります。
反論もしませんし、させないよう圧力をかけますので、その上で常識を超える荒い使い方をしてしまいますので、タチが悪いです。
パワーハラスメントに定義の知識を入れましょう。
“職場のパワーハラスメントの定義
職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・肉体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。出典元:厚生労働”
この定義を知識として吸収しておきましょう。
おとなしい社員は上司からのハラスメントの影響で、普通と異常の判断がアヤフヤなります。
通常の上司が部下を管理するものですが、ハラスメント行為を行う上司は、部下の相談対応などは、面倒臭さで対応をしません。
問題が発生し相談しようと部下が持ちかけても、問題が発生した原因は部下にあるとし、部下自身で解決させようと押し付けます。
この時点でも、業務の適正な範囲を超えているはずです。
こういったことが数回続けば、上司の管理能力を疑いましょう。
無理をすると【うつ病】も発症する可能性があります。
それでも我慢して出社し続けると精神的に不安定になってきます。
私も過去に、とある会社に転職し営業をしていましたが、売り上げが上がらず帰社してからほぼ毎日2時間くらい指導という名の説教を受けた経験がありました。
もう10年程まえのことです。
業務において体育会系のノリも必要なんだろうなと考えて、耐えていましたが、身体は正直なもので、日曜の夕方になったら自分の気持ちがダダ下がりになり、身体全体が重く怠くなってきたのを、今でも覚えています。
なんとか2年で退職できました。
それから数年後に精神カウンセラーに別件で面会した時に、パワハラな上司の下で働いていたと伝えると
「辞めれて良かったね。うつ病の一歩手前だったかもしれなかったよ。嫌だったら、普通に辞めればいいんだよ」
と言われました。
通常は、退職の権利は社員に与えられた権利ですので、会社が拒否する権利はないです。
どのタイミングで辞めるべきか?
事前調査をしたものの、入社すれば理想と違っていたと判断した場合どう行動すべきか?
許容範囲内の相違であれば、半年~1年くらい様子を見るのが良いです。
先程もお伝えしましたが、会社は利益を求める集合体に過ぎないため、自身が納得出来ていない部分が解消する可能性もあります。
例えば、収入に納得に不満があった場合、閑散期に就職したために収入が低くく、繁忙期には、満足いく収入に変わることもあるでしょう。
そりが合わない同僚や上司も会社の利益向上のために、配置転換(リストラ)が実行され、あなたが望む職場環境に変化することもあるでしょう。
入社して、すぐ離職するのは、次に就職活動をする場合、短期期間で辞めてしまう人を採用しても、直ぐに辞めてしまうと思われてしまいますので、あまりおススメはしません。
会社に退職を拒否された場合の対処法とは?
会社が社員の退職届けを拒否出来るものか?
そもそも社員(労働者)は退職の自由を認められています。(民法627条1項)
退職する場合は、2週間まえに通告するなどの会社の規定はありますので、就業規則などを確認し従うようにしましょう。
期間契約社員という契約方法もあり、突然今日で辞めますというのは、好ましくないので、その場合も終業規則を確認しそれに沿って進めていきましょう。
なぜ、あなたの退職を拒否するのか?
会社が退職を拒否する理由としては以下の通り
・後任の社員がいなので、退職を認めない。
・後任を見つけてくるまで退職させない。
・辞めると残った有給消化どころか、残りの給料も払わない。
・辞めたら業務が停滞するため、迷惑料として損害賠償を請求する通達される。
社員の退職は自由を認められているにもかかわらず、社員の退職拒否をする、いわゆる在職強要を行う会社は違法の可能性があります。
社員の退職は自由であり、後継ぎの対応は会社側が対応すべきことなので、気にせず退職届を提出しましょう。
それでも会社側が退職拒否をし、退職届を突き返されたら場合は?
普通の会社であれば退職届を受理してもらえ、就業規則に則って業務の引き継ぎや私物の整理を話し合いで、段取りよく済みます。
しかし、社員の退職を拒む会社は、何度か引き継ぎや新担当者への教育などの業務を経験しており、それを煩わしく感じているのでしょうか、まれに社員から手渡された退職届の書類を目に前で破り捨てるという行為をする輩がいます。
そういう対応する人間には以下の対応で行う方法があります。
・直属の上司が受取り拒否を行ったとして、総務部や人事部に届ける。
・メールや内容証明郵便で退職届を郵送する方法もあり、退職の意思表示を示したという証拠となりますので、非常に有効です。
郵便局の内容証明についてはこちら⇒https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/syomei/
・NPO法人や弁護士に相談する。
・労働基準監督署に相談をする。
パワハラ上司やブラック企業も、労基(労働基準監督署)にチェックを入れらるのを嫌いますので、これで解決できます。
最終手段!退職を代行してもらう!
上記に書いた内容は、イヤなイメージしかない会社や恐怖心を植え付けられてしまったパワハラ上司と退職したい社員1人で、話し合いをもっていくわけです。
社員さんとしては、非常に耐え難い心境だと思います。現に体験した私も退職日を迎えるまで、出勤するのがムチャクチャ苦痛でした。
私の場合すでに養う家族がいたため、こんな苦痛を感じながら過ごすくらいなら、一刻も早く辞めて職探しをしたい気分でした。
しかし、このような経験をしている人が増えているためか、この数年で退職代行という業種が普及してきました。
代行サービス企業を幾つかピックアップ
今回ピックアップした代行サービス社は、いずれも労働組合が実施しているため、退職拒否をしている会社は交渉を無視出来ないため、代行交渉は完遂確実。
退職出来なくて、お悩みのかたはフリーダイヤル、メールやLineでの無料相談(初回)が可能。
相談するだけでもいかがでしょうか?
無料相談を受けてくれるところもありますし、心の悩みを口に出すことからスタートです。それだけでも、気持ちが整理できてきます。
まとめ
転職失敗は、ほんの些細な出来事なだけ。
転職失敗の追究に時間を浪費せず、次の行動を起こそう。
会社は利益を求める集合体で、昭和のように真面目だけでは評価されない。
転職失敗でも許容範囲内なら、暫く様子を見て仕事を続けよう。
限度が超えたブラック企業の場合、パワーハラスメントの定義を理解し、恐怖心は一旦セーブし、上司への管理能力を分析しよう。
尋常じゃない会社や、パワハラ行為をする上司に、無理をして付き合うと、精神がもちません。無理をせず、退職を進めて行きましょう。
会社員や労働者も、退職の自由は認められているので、会社は拒否出来ません。ただ、就業規則に則って退職を進めましょう。
それでも、退職の交渉に怖さをぬぐえない場合は、代行サービスに頼むのもあり。