子供の想像力を高める可能性のある映画
日本にも良い映画はたくさんありますが、アメリカハリウッド映画は、歴史や市場の違いなどもありますが、底知れないこだわりがある映画が多いです。
私にも成人した息子がいますが、子供が生まれた時、どんな映画を見せてあげたら楽しんでもらえるかな?とよく考えていました。
アニメーションもそれはそれで良いものもありますが、実写映画で存在しているようなヒーロー、ロボットや想像を超えるシーンを鑑賞することで、子供の想像力を養えるのでは?と考えております。
これからは想像力が重要
こんな動物がいたらいいな
こんな乗り物があったらいいな
こんな世界があったら楽しいだろうな
そんな想像はいつまでも持っててもらいたのが、親心です。
そういう思考になるキッカケを与えてくれそうな映画を紹介します。
目次
トランスフォーマー
劇場公開:2007年8月
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス
あらすじ
❝自動車、ヘリコプター、戦闘機など地球上のあらゆるマシンの姿をトレースし、人型ロボットへ変形することができる未知の金属生命体が地球に襲来。人類に対して侵略を開始する。そんな時、先祖の探検家が南極で発見した彼らの“秘密”を、そうとは知らずに保管していた16歳の少年サムは、初めて買った自分の車が巨大ロボットに変形することを知り……。❞(eiga.com)❞
おすすめ理由
CGがなければ実写不可能だった作品で、ダイナミックな映像が売りのマイケル・ベイ監督と上手く合わさっています。
ハイウェイを高速移動しながらの変形シーンや、オートボットとディセプティコンが、市街戦で闘うシーンがすごくカッコよく撮影されています。
そのため、ロボット好きの親子が盛り上がれる映画です。
従来のアニメや特撮でありがちのロボット変形シーンを、実在する乗り物の構造やパーツをスキャンし、複雑な変形をリアリティかつに表現している映画です。
実写映画ですので、ロボットの変形するシーンは本当に実在している錯覚さえとれますし、
ベイ監督のスピードあふれる映像が、子供の想像力には良い刺激になるでしょう。
スパイダーマン
劇場公開:2002年5月
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マクガイア、キルスティン・ダンスト
あらすじ
ミッドタウン高校に通う主人公ピーター・パーカーは、両親を早くに亡くし、伯父夫妻で不自由なく生活をする。学業は優秀だが大人しく学校ではイジメに遭う。
そんなある日校外学習で、大学の研究施設に訪れた際に遺伝子改良をしたスーパースパイダーに手を噛まれてしまい、体調を崩してしまう・・・
おすすめ理由
スパイダーマンシリーズでは、すでにリブートで7作品くらい映像化されています。
どれも見応えはありますが、初実写映画化された2002年度版をおすすめします。
最新CGやVFXで初の実写という分でも見応えもありますが、スパイダーマンという独特のコンテンツがやはりおススメです。
この映画のヒーローは学生で、困っている人を助け、犯罪者を退治するというより、捕まえて警察に引き渡すという『親愛なる隣人=ヒーロー』にあります。
学校では控えめでいじめられっ子だったピーターが、ふとしたキッカケでスーパーパワーを手に入れたものの、その使い道を持て余し悩んでしまう部分も見どころです。
完成された無敵のヒーローではなく、ヒーローの成長過程を表した映画なのです。
そのため、なにかしら悩みや不安を持っている子供達には、共感してくれる部分が多い映画と言えます。
パシフィック・リム
劇場公開:2013年8月
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:チャーリー・ハナム、菊地凛子
あらすじ
❝2013年8月11日、太平洋の深海の裂け目から超高層ビル並の巨体をもった怪物が突如出現し、サンフランシスコ湾を襲撃。「KAIJU」と名付けられたその怪物によって、わずか6日間で3つの都市が壊滅する。人類は存亡をかけて団結し、環太平洋沿岸(パシフィック・リム)諸国は英知を結集して人型巨大兵器「イェーガー」を開発。KAIJUとの戦いに乗り出す。(eiga.com)❞
おすすめ理由
市街地を暴れる巨大生物KAIJUに対抗すべく、人類の英知を集結し開発した人型有人巨大兵器イェーガーが人類存亡のために戦う、日本のアニメのような設定を、ハリウッドが本格的な映画にしたところが見どころです。
ですので、戦隊ロボットやロボットアニメが好きな子供から大人まで楽しめる映画です。
KAIJUとあるように日本の特撮テレビに出てきそうな怪獣をリスペクトし製作されたため、
『このKAIJU、なんかみたことあるなあ』と思う怪獣が出てきますので、大人にとっては親しみがわくかも知れません。
巨大ロボットのイェーガーの重量感あふれる存在の割には、機動性も抜群ですので、KAIJUとの戦闘シーンはとても興奮します。
ロジャー・ラビット
劇場公開:1988年12月
監督:ロバート・ゼメキス
出演:ボブ・ホプキンス、クリストファー・ロイド
あらすじ
❝トゥーンと人間が共存している、架空の1947年。アニメーション映画スターであるロジャー・ラビットは今日もベビー・ハーマンと共に映画撮影の真っ只中。しかし、いつもの調子が出ずNGばかり出してしまう。ロジャーの妻:ジェシカ・ラビットが浮気をしてるのではとの噂があるからだ。スランプに陥ったロジャーを心配した映画会社の社長:マルーンは私立探偵を雇う事にした。(Wikipedia)❞
おすすめ理由
この映画は劇場公開日にある通り、CGもない時代に製作された実写とアニメの合成映画。
アニメキャラクターが実在しているという設定がベースの映画のため、そのこだわりを徹底した映画と言えるくらいの完成度の高い映画です。
冒頭のロジャーが活躍するアニメシーンも実写合成のためか、アニメシーンにも関わらず、立体的な仕上がりになっており完成度が高いです。
もうひとつの見どころが、実在している設定のため、アニメの登場キャラクターが、製作会社の垣根を超えたクロスオーバー作品であることです。
D社のあのキャラと、W社のウサギのキャラが共演するシーンは必見です。後にも先にもないんじゃないでしょうか?
監督は『バック・トゥ・ザ。フューチャー』シリーズのゼメキス監督。人物の感情表現の映像が上手い監督です。